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日本テキサス・インスツルメンツは、TIロボット・システム学習キット(TI-RSLK)製品ファミリの最新製品として、組み立て、プログラミング、テストが簡単な低価格のロボティクス・キットとカリキュラムを含む、『TI-RSLK MAX』を発表しました。大学の授業向けに設計された同キットによって、15分以内にハンダ付けなしで完全に機能する組み込みシステムを構築することが可能となります。このハンダ付け不要な実践的キットとカリキュラムは、ハンダ付け設備を利用できない教室で役立ち、毎年繰り返して使用できます。
TIは2018年に『TI-RSLK』シリーズ製品を発表し、全世界の大学生がクラスの初日から卒業するまで実践的、かつカスタマイズ可能なオプションを活用し、組み込みシステムの設計の学習に取り組むことを支援しています。『TI-RSLK MAX』は、迷路の解き方、ライントレース走行や障害物の回避をはじめとした、先行の『TI-RSLK迷路エディション・キット』が提供する、すべてのタスク、およびロボティクスの問題解決に役立つ様々な機能を含んでいます。また複数の組み立てやすいサブシステムによって、ロボットの組み立てとテストを素早く実行できます。
今回発表された『TI-RSLK MAX』は、業界をリードするSimpleLinkTM 『MSP432P401R』マイコンLaunchPadTM 開発キットのほか、ロボットをモバイル学習プラットフォームとしても活用可能にする、接続しやすいセンサ群や、多用途のシャーシ・ボードも提供します。学生は付属のコアと補助カリキュラムにより、ハードウェアとソフトウェアの知識を統合して1つのシステムを構築しテストする方法について学びます。さらに高度な学習向けに、『TI-RSLK MAX』にワイヤレス通信とIoTの機能を追加すれば、ロボットの遠隔制御やロボット間での通信も実現できます。
TI Education Technologyのプレジデント兼アカデミック・エンゲージメント・アンド・コーポレート・シチズンシップ担当バイスプレジデントのピーター・バリータ(Peter Balyta Ph.D.)博士は次のように述べています。「学生の関心を維持しながらより複雑な概念を教育する手段が継続して求められる技術教育界において、『TI-RSLK MAX』はまさにそれを実現します。このロボティクス・キットは迅速に組み立てることができ、教育者は理論や高度な概念を教えることにより多くの時間を費やせ、学生は実際の組み込みシステム設計についての基礎的かつ実践的な学習機会を得ることが可能です」
『TI-RSLK MAX』はTI Store から単価109ドル(参考価格)で供給されます。このキットにはSimpleLink 『MSP432P401R』マイコンLaunchPad開発キットと、組み立てに必要なすべての追加部品が含まれます。キットの機能や学習手順を追加できるオプションのアクセサリも供給されます。『TI-RSLK』の詳細についてはこちらをご覧ください。
※LaunchPad、MSP432、およびSimpleLinkは、Texas Instrumentsの商標です。すべての登録商標および商標はそれぞれの所有者に帰属します。